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　今年の連休中に、NHKドラマ「ハゲタカ」の再放送を見たのをきっかけに小説を買ってみました。（映画の宣伝ではありません。）

　本当に簡単にあらすじを紹介すると、本書は外資系バイアウトファンド（投資した企業を再生し、企業価値を高めた後に売却して高い利回りの獲得を目的とするファンド）が、日本国内の銀行や企業を相手に不良債権処理やM&Aを行う姿を描いた小説です。

　一般に、「企業買収」「M&A」という表現に、ドロドロとした敵対的・強圧的なイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

　時おり新聞等では、知名度の高い企業を対象としたM&A、特に外資系ファンドが絡む敵対的M&Aが記事になるので、致し方ないのかもしれません。

　しかし、同じM&Aでも、「会社名は変えないこと」、「従業員の雇用を守ること」等を条件とした中小法人同士の友好的なM＆Aなど、あまり知られていないだけで実際には結構身近なところでも行われています。

　今後は、後継者に悩む会社の事業承継対策のひとつとして、友好的なM&Aがさらに増えていくのではないでしょうか。

　なお弊所では、中堅中小法人のM&A仲介会社として有数の実績で知られる株式会社日本M＆Aセンターと提携し、中小法人の友好的M＆Aのお手伝いをさせていただいております。

　ちなみにドラマと小説では、設定やストーリーが異なっており、ドラマを見た人でも小説を楽しめるかもしれません。　（真山仁著、講談社）

財務支援事業部　伊藤剛

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