さんべ通信
中小企業に役立つ補助金・助成金情報などをお届けします。
健康保険が民営化されます ~平成20年10月1日から「協会けんぽ」に~
多くの中小企業で働く被用者の皆さんの健康保険事業を担ってきた政府管掌健康保険は、今年10月1日から、新たに設立される民間の「全国健康保険協会」が運営することになり、名称は「協会けんぽ」に変わります。社会保険庁の廃止に向けた措置です。窓口などの詳細については、まだ決まっていないことが多く流動的ですが、ポイントをまとめてみます。
◇保険給付の種類、基準等は・・・
保険給付の内容や被保険者取得、被扶養者の基準などに変更はありません。
◇手続窓口は・・・
事業主が手続きするもの(事業所の適用、被保険者の得喪手続き、保険料納付手続き等)は、今年7月から事務センターへの郵送による方法に一本化されましたが、10月以降も引き続き、同じ手続き方法となります。
◇保険料は・・・
保険料率は、現在の政府管掌健康保険の料率8.2%がそのまま適用されます。ただし、協会設立後1年以内に都道府県ごとの医療費を反映した保険料を設定することになっており、高齢者が多い県や所得水準の低い県ほど、保険料が高くなる可能性があります。
[ その他のさんべ通信 ]